肝っ玉おっ母とその子供たち【演劇鑑賞教室】 

 東京の演劇集団「風」が,2年ぶり附属新潟中に来て,講演を行いました。17世紀,中央ヨーロッパ全土を巻き込んだ宗教戦争を題材にした作品です。戦争とは何か
生きるとは何かを深く考えさせるものでした。
 鑑賞教室担当の山本先生から,次のようなコメントがありましたので紹介します。

(1) 主役の肝っ玉おっ母役,辻さんの弁。生徒会委員長が感想発表で,おっ母が戦争 で儲けたい反面,我が子を戦争にかかわらせたくない葛藤を,的確にとらえて感想を 述べていました。感激したそうです。

(2) 生徒が書いた感想文を何枚か,目にしました。自分たちがつくる演劇を見通した上 で,学んだことが文章として表現されています。

(3) 演劇交流会は,学年問わず,脚本づくりのこと,舞台装置のこと,音響・照明関係 のこと,チームワークのつくり方等,白熱した交流となり,交流会に参加してくださ った辻さんも終始ホクホク顔でした。

(4) 劇団の方々は,異口同音に「生徒たちの鑑賞態度がすばらしい!!」と絶賛してい ました。「カーテンコールで中学生からあんなに熱い拍手をもらったことはな  い!!」とも仰っていました。演出担当の(エラい)方も,久々に旅先での舞台を見にきたらしく,附中生の鑑賞態度を見て満足げに東京に帰ったそうです。